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夢日記 「2021/06/08 クユルゾハカ」 京寺

蟻が作る細くて黒い川を
その辺の小石ですり潰していたら
日はすっかり正午を回っていた

 

服に付いた泥を手で払い

 

最後に

 

蟻の残骸がこびりついた石を
巣の上に置いて、誰も帰れなくしてから
坂道を走り降りていく

 

 

空の切れ目に

 

 

絵の具を何重にも塗り足したような
くすんだ皮膚が剥き出しになっていて
それが不快そうに身じろぎしながら
風に流されていくのを見ていたら

 

大きな指が頭の上からのしかかってきて

 

 

自分を蟻たちと同じようにすり潰していく

 

 

骨の折れる音と内臓が破裂する音が
内側で聞こえて
何度もやめてくれと叫ぶけれど

 

その大きな指には
耳がついてないので抗議するだけ無駄だった

 

 

「貴方がまだ大丈夫だと思うのは」

 

「私達が何も言わないからでしょ?」

 

 

何度も潰されて
ばらばらのまま地面に広がっていると
蟻の声が初めて聞こえた気がした

 

 

「私達は何も言わないけれど」

 

「貴方のやった事は、忘れないから」

 

 

そう

 

自分は今、君達と同じ目に合ってるよ
嬉しい?

 

そこで目が覚めた

 

うつ伏せになっていて
スマホが体の下敷きだった

 

そのままメッセージを打っていたらしい

 

 

ク ユ ル ゾ ハ カ

 

 

意味が分からなすぎて
見入ってる内に
夢の内容を忘れてしまいそうになった

 

 

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